かごは縦置き

かごは縦置き

2018-06-05 0 投稿者: guntou

あなたは、スーパーでお会計したあと、品物を袋に詰めるとき、かごをどのように置くだろうか?

 

あるスーパーの、会計後に商品を袋に詰める台(サッカー台)に貼ってあった注意書き。

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言いたいことは

この注意書きが言いたいことは理解できる。

夕方など、スーパーが混雑する時間帯では、サッカー台も混む。とりわけ、夕方は多くの商品を買う人が多いだろうから、袋に詰めるのにも時間がかかる。そうすると、会計は済んだのにサッカー台が空いていないという状況が生まれるのだろう。

そのような状況においては、買い物かごを横に置くよりも縦に置いたほうが、より多くの人が利用できる、というのはまったくその通りである。

しかし、この注意書きでは説明が長ったらしいため、ぱっと見ではなかなか理解できず、見逃しやすい。そして貼ってある場所も、混んでいるときにはかごに隠れてしまって見えづらい。

みんながかごを縦に置いたらスムーズだ、というのはもっともなので、もっといい解決法を考えよう。

 

デザイン思考の導入とスマートな解決法

よりスマートな解決法を考えてみた。前提として、このスーパーはこれ以上サッカー台のスペースを広くしたり、拡充することができないということはあげておく。

イラストで提示

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かごを縦に置いてほしいのなら、台のところに、縦置きにしたかごのイラストを描く。

ないしは、かごの置き場をあらかじめ指定するように枠を絵として貼り付けるのでもよい。雑な図だが、写真のようなイメージだ。

 

置き場が定まっていれば、自然とそこに置きたくなるのが人間の修正だ。

映画館や乗り物に、8㎝ぐらいの穴があれば、多くの人はそれをドリンクホルダーとして使うだろう。ドリンクホルダーであることの注意書きなど見たことないが、そこに置くことが自然と考える人が多いのである。そして、多くの人がそういう風に置いていれば、次にやってきた人も「ここにはドリンクを置くのだな」とまねをして連鎖していく。デザインは人の行動を規定できる。

置き場をデザインで定めればいいというのが肝なので、他には、台にかごがピッタリはまる溝をつけるなども解決策のひとつである。ドリンクホルダーのかごバージョンだ。

 

かご自体を変える

かごそのものを、正方形のかごにするのはどうだろうか。

そもそも、向きが関係ないようにしてしまうのである。どのように置いても幅が一定である、正円の丸いかごも考えてみたが、スーパーの商品には、箱やトレーなど四角いものが多いから使いづらいだろうなと思った(笑)。

正方形ならば、斜めにおかない限り占有する幅は一律であり、人によって異なる台の利用スペースを、均一化していくことが自然に可能である。わざわざ斜めに置く人もレアであろう。

 

おわりに

全員がかごの置き方を守るようにするのは難しいだろう。

しかし、縦に置く人が1割、2割と増えていけば、おそらくこのスーパーの混雑問題も収縮していけるはずだ。文字で書くだけよりも、デザイン的に人の直観に訴えかけていくほうが、そのように行動してくれる可能性を高めることができると、ぼくは思う。

注意書きやお願い貼り紙を減らせれば、よりスマートな風景にすることができる。もちろんスーパーならその減らした場所にチラシを貼ってもいいだろう。

 

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