「変わる」という言葉の方向性

「変わる」という言葉の方向性

2018-09-07 0 投稿者: guntou

近頃いたる駅で最近見かける啓発ポスター。

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ぼくは、これを見て最初逆の意味に捉えてしまった。どんどん殴れば、良い人生になるのかと思ってしまった。

単純にこのポスターの言葉選びが下手だったと言えば、その通りである。しかし、同時に、ぼくたちは「変わる」というワードを、良い意味に捉えることが多いのだなと感じた。

 

変わらないことが良いこともある。うまくいっているなら、変化を求めずそれを続けるべきだろう。やり続けることの美徳も世の中にはある。

保守的な政治思想というのも、変化を求めない例だ。

 

ぼくたちが「変わる」というワードを使うときは、たいてい「改善」といった意味合いになりやすい。そこには、現状は悪いが変えることで好転しそうという意識の前提があるように思う。「変わる」という単語は、良いも悪いも含めてのなにがしかの状態の遷移を意味しているはずであるが、ぼくたちは「変わる」ことは良いことだと捉えやすいのだ。不思議だ。

 

このポスターで、「変える」のは人生だ。多くの人は、人生において常に好転ないし維持していきたいと思うはずで、悪く変えたいと思うのは稀だろう。人生を変える、そのためのベクトルは基本的に上向きなのだが、このポスターは逆のことを伝えようとしたためにわかりづらくなってしまった。しかも、「ガラッと」と装飾が付いている。「ガラッと変える」ときとは、今より良くしたいときではないだろうか…

 

このポスターの言葉を「変える」ならば、何がいいだろうか?なににせよ、今よりも確実に良くなるだろう笑

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